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研修報告~こどもの支援~

2019-09-07

先月、松本大学にて

障害児と関わる事業所向け

子どもとの遊び地域における役割について

研修』を受けてきました。

1.ユーモアコミュニケーション

(清泉女学院  臨床道化師 つかはらしげと さんより)

まず、ユーモアとは緊張の高まり解消し、

恐怖・敵意・怒り・苛立ちといった感情を

緩和させることである。

人間関係を円滑にしていくために

ユーモアコミュニケーションを

活用していくことで、子どもたちとも

信頼関係が築いていけると教わりました。

社会人は一日に15回しか笑わないのに対し

五歳児は500回も笑っているんだそうです!

なぜなら、楽しいから笑うのではなく

笑うことで楽しくなったり

予想外のことが面白くてたまらないから!

大人は、予想外のことに

イライラしてしまう…。

だからこそ、笑う回数も少ないんです。

子どものほうが身についている…!

いかに子どもだちのように

ユーモアを身につけられるか

円滑な関係を築いていくために

必要だと学びました。

2.地域とつながる発達支援

(信州大学 医学部 

  新生児学・療育学講座 亀井智泉さんより)

放課後等デイサービスは、

保護者の方からすると預かりの場

子どもにとっては発達支援の場です。

子どもを預けている間に、

保護者は母子分離へと発展させ

地域の一員として生きていきます。

その間に、子どもたちはあそびを通して

人と関り心が通うこと、折り合いをつけて

我慢すること、「助けて」と言うこと、

自分でやりたいという気持ち

を育てていきます。

●地域包括ケアシステム●

高齢者に対して、

地域包括ケアシステムが言われていますが

子どもの支援は、

地域包括ケアシステムのとなります。

そのためには、施設が求められることは

関わっている施設・事業所との

情報共有・地域との連携です

子どもの特性を知るために、

生育歴といったタテの情報と

現在どんな生活や支援を受けているか

といったヨコの情報を

知っておくことで、

より良い支援に繋げられます。

繋がりや情報があればあるほど、

地域包括ケアシステムが充実し

卒業後、就労…と

継続した支援を受けることができます。

障害があることで、

環境を整えることは大切ですが、

すべてを整えてあげることは難しいです。

だからこそ、

折り合いをつけるということを

身につけてほしい。

時には、「ま、いっか!」と

自分と周りを許し折り合いをつけることで

後に、社会とも折り合いがつけられる

とのお話でした。

今回の研修で、「こどもプラス」が

利用する児童と保護者の通過点である

ことが再認識できました。

また、それと同時に

利用が終わるまでに

困りや不安感を取り除き

強みを活かせていけるような支援と、

今後も継続(拡大)して福祉サービスが

受けられるような環境づくりをしていきたい

と考えさせていただきました。

子どもたちが楽しく運動できるよう

今回学んだユーモアコミュニケーション

を使っていきたいです♪

ありがとうございました 🙂 

・・

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③「キレやすいこども」

2017-01-12

今回は「こどもに学んでほしいこと」

とってもとーーーーーーーっても大切なこと。

 

 

①自分の周りの世界が、理解できる・安心できる・

信頼できるものであること

 

②「自分は自分のままでいい」こと

 

③自分に長所があること、その生かし方

 

④苦手なことがあってもよいこと

 

⑤ただし、苦手なことは人とは違う、

自分にあったやり方をした方がよいこと

 

こどもたちだけでなく、私たちこどもプラスのスタッフ、

保護者の方、こどもたちに関わるすべての人に理解して、

心に留めておいてほしいことです。

 

こどもたちに

どんな環境を準備することができるのか

どんな気持ちを持ってもらえるのか

どんなふうに「自分」を理解していってもらえるのか

どんな未来をつくれるのか

 

私たちにできることはたくさんあります。

日々、精一杯こどもたちと向き合っていきたい!

 

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第4弾は「気持ちに寄り添うこと」

では、また、次回。

 

 

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②「キレやすいこども」

2016-12-24

今回は「こどもの対応 基本編」です。

 

不適切な養育=極端な養育

 

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養育の過程で、親があまりにも怒りすぎる

➡怒られてばかりだと

こどもは自分と未来を肯定できません。

 

 

 

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あまりにも、無関心

➡「好き」の反対は、嫌いではなく「無関心」

 

こうした養育が続くと

こどもは「不当に扱われている」と感じ

それは「自分が嫌われているからだ」

と考えてしまうかもしれません。

 

 

 

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全くの言いなり、溺愛・過保護

➡こどもは、現実と釣り合わない万能感を持ちます。

そうすると家でよくても外でキレる子になりかねません

 

 

 

キレるこどもへの対応の原則

「キレないこどもを育てるにはキレない親になること」

➡自分は大切にされている、

という感覚を持たせられるかがポイント!

 

 

 

ここで、覚えておいてほしいことがあります。

 

「ほめる」とは

こどもを評価することではありません。

こどもの頑張り、成長を見つけて

その喜びを伝えていくことです。

 

「叱る」とは

こどもに腹を立てることではありません。

こどもが、自分も他人も大切にできるように、

1つずつ教えていくことです。

 

 

 

次回、第3弾は「こどもに学んでほしいこと」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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①「キレやすいこども」

2016-12-13

今回はこちらのキレやすいこどもの理解と支援の

セミナーに参加してきました(*‘∀‘)

http://www.shinshu-u.ac.jp/hp/bumon/kokoro/

第一弾は「キレるとは」です。

 

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まず、キレるとは(wikipediaから)

主に対人関係において昂った怒りの感情が、

我慢の限界を超えて一気に露わになる

様子を表す日本の俗語。

「キレる」と「怒る」はノットイコール キレる≠怒る

怒りは大切な感情。怒ってもいい。

怒りを溜め込んで爆発させるのは不適切。

怒りを溜める➡キレる

 

怒りはなぜ生じるか?

ある出来事を規律違反・権利の侵害(不当性)、

自分への攻撃(故意性)と解釈するから。

つまり、「わざと」「不当に」

扱われていると感じた時に生じる。

・不公平・嫌われている・差別されている

・軽んじられている・贔屓(ひいき)されている

・馬鹿にされている・分かってもらえない

例:自分だけ遊びの予定の変更を知らされなかった

        ハブにされている!➡ムッ!➡ムムムッ!

 

神経発達症の場合、情報処理の歪みも影響する

対人関係では短時間で、現在の状況、相手の姿勢

表情、声の調子などから意図、感情、要望

などを読み取らないといけない。

➡言葉の背景を読み取ることができない

➡不当性、攻撃性を感じる➡ムムムッ!

 

次回は第二段!「キレるこどもへの対応」です!

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