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研修報告~こどもの支援~
先月、松本大学にて
障害児と関わる事業所向けの
子どもとの遊びと地域における役割について
の『研修』を受けてきました。
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1.ユーモアコミュニケーション
(清泉女学院 臨床道化師 つかはらしげと さんより)
まず、ユーモアとは緊張の高まり解消し、
恐怖・敵意・怒り・苛立ちといった感情を
緩和させることである。
人間関係を円滑にしていくために
ユーモアコミュニケーションを
活用していくことで、子どもたちとも
信頼関係が築いていけると教わりました。
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社会人は一日に15回しか笑わないのに対し
五歳児は500回も笑っているんだそうです!
なぜなら、楽しいから笑うのではなく
笑うことで楽しくなったり
予想外のことが面白くてたまらないから!
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大人は、予想外のことに
イライラしてしまう…。
だからこそ、笑う回数も少ないんです。
子どものほうが身についている…!
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いかに子どもだちのように
ユーモアを身につけられるかが
円滑な関係を築いていくために
必要だと学びました。
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2.地域とつながる発達支援
(信州大学 医学部
新生児学・療育学講座 亀井智泉さんより)
放課後等デイサービスは、
保護者の方からすると預かりの場。
子どもにとっては発達支援の場です。
、
子どもを預けている間に、
保護者は母子分離へと発展させ
地域の一員として生きていきます。
その間に、子どもたちはあそびを通して
人と関り心が通うこと、折り合いをつけて
我慢すること、「助けて」と言うこと、
自分でやりたいという気持ち
を育てていきます。
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●地域包括ケアシステム●
高齢者に対して、
地域包括ケアシステムが言われていますが
子どもの支援は、
地域包括ケアシステムの種となります。
そのためには、施設が求められることは
関わっている施設・事業所との
情報共有・地域との連携です。
子どもの特性を知るために、
生育歴といったタテの情報と
現在どんな生活や支援を受けているか
といったヨコの情報を
知っておくことで、
より良い支援に繋げられます。
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繋がりや情報があればあるほど、
地域包括ケアシステムが充実し
卒業後、就労…と
継続した支援を受けることができます。
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障害があることで、
環境を整えることは大切ですが、
すべてを整えてあげることは難しいです。
だからこそ、
折り合いをつけるということを
身につけてほしい。
時には、「ま、いっか!」と
自分と周りを許し折り合いをつけることで
後に、社会とも折り合いがつけられる
とのお話でした。
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今回の研修で、「こどもプラス」が
利用する児童と保護者の通過点である
ことが再認識できました。
また、それと同時に
利用が終わるまでに
困りや不安感を取り除き
強みを活かせていけるような支援と、
今後も継続(拡大)して福祉サービスが
受けられるような環境づくりをしていきたい
と考えさせていただきました。
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子どもたちが楽しく運動できるよう
今回学んだユーモアコミュニケーション
を使っていきたいです♪
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ありがとうございました 🙂
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③「キレやすいこども」
今回は「こどもに学んでほしいこと」
とってもとーーーーーーーっても大切なこと。
①自分の周りの世界が、理解できる・安心できる・
信頼できるものであること
②「自分は自分のままでいい」こと
③自分に長所があること、その生かし方
④苦手なことがあってもよいこと
⑤ただし、苦手なことは人とは違う、
自分にあったやり方をした方がよいこと
こどもたちだけでなく、私たちこどもプラスのスタッフ、
保護者の方、こどもたちに関わるすべての人に理解して、
心に留めておいてほしいことです。
こどもたちに
どんな環境を準備することができるのか
どんな気持ちを持ってもらえるのか
どんなふうに「自分」を理解していってもらえるのか
どんな未来をつくれるのか
私たちにできることはたくさんあります。
日々、精一杯こどもたちと向き合っていきたい!
第4弾は「気持ちに寄り添うこと」
では、また、次回。

②「キレやすいこども」
今回は「こどもの対応 基本編」です。
不適切な養育=極端な養育
養育の過程で、親があまりにも怒りすぎる
➡怒られてばかりだと
こどもは自分と未来を肯定できません。
あまりにも、無関心
➡「好き」の反対は、嫌いではなく「無関心」
こうした養育が続くと
こどもは「不当に扱われている」と感じ
それは「自分が嫌われているからだ」
と考えてしまうかもしれません。
全くの言いなり、溺愛・過保護
➡こどもは、現実と釣り合わない万能感を持ちます。
そうすると家でよくても外でキレる子になりかねません
キレるこどもへの対応の原則
「キレないこどもを育てるにはキレない親になること」
➡自分は大切にされている、
という感覚を持たせられるかがポイント!
ここで、覚えておいてほしいことがあります。
「ほめる」とは
こどもを評価することではありません。
こどもの頑張り、成長を見つけて
その喜びを伝えていくことです。
「叱る」とは
こどもに腹を立てることではありません。
こどもが、自分も他人も大切にできるように、
1つずつ教えていくことです。
次回、第3弾は「こどもに学んでほしいこと」です。

①「キレやすいこども」
今回はこちらのキレやすいこどもの理解と支援の
セミナーに参加してきました(*‘∀‘)
http://www.shinshu-u.ac.jp/hp/bumon/kokoro/
第一弾は「キレるとは」です。
まず、キレるとは(wikipediaから)
主に対人関係において昂った怒りの感情が、
我慢の限界を超えて一気に露わになる
様子を表す日本の俗語。
「キレる」と「怒る」はノットイコール キレる≠怒る
怒りは大切な感情。怒ってもいい。
怒りを溜め込んで爆発させるのは不適切。
怒りを溜める➡キレる
怒りはなぜ生じるか?
ある出来事を規律違反・権利の侵害(不当性)、
自分への攻撃(故意性)と解釈するから。
つまり、「わざと」「不当に」
扱われていると感じた時に生じる。
・不公平・嫌われている・差別されている
・軽んじられている・贔屓(ひいき)されている
・馬鹿にされている・分かってもらえない
例:自分だけ遊びの予定の変更を知らされなかった
ハブにされている!➡ムッ!➡ムムムッ!
神経発達症の場合、情報処理の歪みも影響する
対人関係では短時間で、現在の状況、相手の姿勢
表情、声の調子などから意図、感情、要望
などを読み取らないといけない。
➡言葉の背景を読み取ることができない
➡不当性、攻撃性を感じる➡ムムムッ!
次回は第二段!「キレるこどもへの対応」です!
